カイロプラクターが手に入れなければならない必須スキルとは?

カイロプラクターが手に入れなければならない必須スキルとは?

いとう
こんにちはいとうです! カイロプラクターの必須スキルとはNLPです。これを上手に使うと患者さんを早く改善させたり、信頼関係を深く構築することができます。

患者さんはあなたの院に腰の痛みや、自律神経の乱れや、その奥底にある人間関係によるダメージによって何らかの症状が出て、それを回復するために来る人等、目的は様々ですが、その患者さんの様々な目的を改善していくのに必要なスキルがあります。それはNLPの心理学です。

NLPにはたくさんのスキルがあり、そのスキルをどう使うのかは、あなたの院に来る患者さんが何を求めているかによって違ってきます。1つのスキルを使って改善する患者さんもいたり、場合によってはいくつかのスキルを組み合わせて使うこともあります。まずは初歩的なスキルを習得しましょう。

患者さんの症状を改善し、信頼され、良いコミニケーションを築き、施術の効果を最大限に高めるスキル、キャリブレーションをご紹介いたします。

キャリブレーションとは?

キャリブレーションとは相手の言葉や態度などから、相手の状態を察知し、相手がどのような心理状態なのか?把握することです。また、コミニケーションをスムーズに行うようにするためのスキルです。

以上のスキルを習得するにあたりNLPでは学習の4段階と言う考え方をがあります。この4つの学習段階をしっかりと意識してスキルをマスターすることがとても望ましいです。そして効果的な学習方法は常に繰り返すことにあります。

いちどスキルを学習すると、脳の中のプログラムが出来上がります。そしてそれを何度も繰り返すことによってしっかりと脳はそのスキルをインストールし、使うことができるようになってくるのです。使えるまでに必要な事は何度も繰り返す事にあります。

学習の4つの段階

第1段階 無意識的無能
車で例えると全く初心者の状態

第2段階 意識的無能
教習所で習っている段階

第3段階 意識的有能
仮免許を取って運転している状態

第4段階 無意識的有能
何も考えなくても運転できる状態。居眠り運転がこの状態になります。意識をしなくても運転ができるレベルです。

効果的な学習方法は繰り返すことにより4つの段階の最高レベルの第4段階に到達していきます。

せっかく運転免許証を取っても一般道路で使わなければ運転することができなくなるように、キャリブレーションも日々使わなければ使い物にならなくなります。

患者さんをしっかりと観察して手がかりを探る

カウンセリングの時に、相手がどこをどうしてほしいのか、心配事はないか、何を望んでいるのかをしっかりと観察して相手の心や内側の状態を理解することをキャリブレーションするといます。このキャリブレーションは患者さんとカウンセリングをする上で絶対に欠かせない重要なスキルの1つになります。

患者さんとカウンセリングをするときには通常は言葉を使いますが、実はそれよりもはるかに多くの情報は、表情や動作、声のトーンや大きさといったゼスチャー(非言語)の部分から発しているのです。よって患者さんのゼスチャー(非言語)の部分をしっかりと観察することにより言葉だけではわからない心の動きや、ときには患者さんの心の奥底の本音を知ることができるのです。

そんな超能力みたいなことがなぜわかるのかと言うと、ジェスチャーには普段意識していない無意識の動作が出てくるからです。無意識とは患者さん自身も意識していない状態なので、ある意味本音がそこでわかるのです。

例えば肩が痛いと言葉では言っていても手が腰に当たっているのであれば、それは無意識的に腰の方が痛いと言っているのです。無意識の存在をしっかりと把握することが患者さんの心の内を読み取る上で1番重要になってきます。

こうして話すとこのキャリブレーションのスキルがとても難しいように思われますが皆さんよく使っているのです。場の空気を読むとか、相手の気持ちを察すると言うのはまさにキャリブレーションのことなのです。

キャリブレーションのポイント

キャリブレーションのポイントは大きく分けて見る(視覚) 聴く (聴覚)感じる(触覚)を使った3つの種類があります。

・見る(視覚)
顔の表情や、目の動きや、顔の筋肉の微妙な動きや、口紅の色や、体の状態など、目で見てわかる情報をキャッチすることを

・(聴く)聴覚
声の大きい小さいやん話すスピードが遅かったり早かったり、会話の数や、声のトーンや抑揚など。

・(感じる)触覚
痛いところに触ったときの感覚や身体の状況、筋肉の硬さや、柔らかさや、関節の動きなど。

患者さんとカウンセリングを行う上でこのキャリブレーションはとても有効でかつ信頼関係を築く上でも絶対に欠かすことのできないスキルです。このキャリブレーションをしっかりと習得させるためには患者様を観察することが必要不可欠ですが、患者様を凝視するような状態であったり、ずっと目を合わせている状態であったりすると逆に患者さんは不快に思ってしまうのでさりげなくキャリブレーションすることが重要です。

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ABOUTこの記事をかいた人

伊藤勇

株式会社 みつば 代表取締役 ・心を整える専門家 / 整心師 ・魔法の故人会話術専門家 ・米国認定NLPトレーナー 2002年、カイロプラクティック院を開院。その後、心理学、自己啓発、コーチング、スピリチュアルと様々な学びを取り入れる。患者様の心と体を「マイナスの状態」から「プラスの可能性」へと、導くことを使命としている。