それは「点と点を繋げる生き方をする」という事です。
未来を見据えて点と点を繋げる事が出来なくても、過去を振り返った時に自分に起きた出来事を点と点で繋げ、意味あるものにして行くことが大事だという事です。
僕は両親と妹を亡くした(殺害された)。
その時はなぜ自分が、こんな辛い目に会わなければいけないんだと思った。
けど、今振り返って見てジョブスの言葉通りに点と点を繋げるならば、あの体験が今の僕の強い心を作ったことと、そして、その強い心の作り方を、未だ人生に落胆している方達へ伝える役目があるという事に繋げることができています。
立ち直るのに3年間、そして、本当の意味で乗り越えるのに8年掛かりました。
その時に本を出版しました。2011年2月に私の想いが詰まった初めての本を出版した時がちょうど事件から8年の歳月が過ぎた頃になります。
だから、もしあなたが今どんなに道から外れていようとも、今、どんなに辛くても、やがてその体験、経験は未来に大きく成長するための糧になる事を強く信じてください。
そうやって自分の生き方を信じることが、あなたの望む人生を切り開くことが必ずできるからです。
そして、その出版後の講演等で多かった質問の中で、どのようにして立ち直ったのか?どんな考えで行動したのか?
その秘訣を知りたい!っという感想が多かったので、僕はその体験を通して、どの様な思考や、行動で生きてきたのか!を伝えることをしています。
僕があの事件に遭遇しなかったら、今とは全く別の人生を過ごしていたと思うし、今のような考え方を持つこともなかったと思います。ジョブスの言葉を借りるならば、それらは僕にとって、もっとも劇薬だったけれど、僕の生き方を根本から変えてくれる薬だったのです。
人生、長く生きていれば時に奈落の底に突き落とされる時もあるでしょう。
しかし、それはのちに自分を大きくしてくれる試練だと思うことが、その先の人生で迷いが出た時に、自分自身を強く突き動かす信念になるのです。
そして人は誰でも死を迎えます。人生の終着駅です。その時には悔いを残さずにそこにたどり着きたいと僕は思っています。
未練は誰にでもあると思います。この先100年後の未来を見て見たいとか、自分の孫がどのように成長するかとか、世界がどう変わるかとか。
しかし、人生は有限であり未来を見続ける事は出来ません。
しかし、自分が生きている間に悔いなく何事かをやりきる事は出来ると思います。自分が死ぬ時に、あー自分の人生やりきった!っと、悔いなく与えられた人生を全うして、天へ帰りたいものです。
たまに聞かれます。もう、つらい思いはありませんか?とか、もう乗り切ったね!とか言われることがありますが、正直、今でも辛いことが僕の脳裏に蘇ってくる時もあります。
ドラマや、いやなニュースを見たりしてしまうと、うっかり事件を思い出します。胸が苦しくなります。そしてこの思いは一生消えることはありません。
僕が生きている限り背負っていかなければならないことだと思っています。そして、つらいときには深呼吸をして、心の乱れを取り戻します。
それをするほどに自分の心の広さと奥行きと深さがまた一段と広がっていくイメージを持っています。落ち着いて深呼吸するとその不安は消え、より大きく成長を感じるからです。
僕はたまたまNL Pに出会いました。そして今ではそのNL Pを使い人生を楽しく送る秘訣を伝えています。おそらく死ぬまで僕はこの活動をして行くでしょう。何故ならそれが僕の使命だからです。
だから、もしあなたが今どんなに道から外れていようとも、今、どんなに辛くても、やがてその体験、経験は未来に大きく成長するための糧になる事を強く信じてください。そうやって自分の生き方を信じることが、あなたの望む人生を切り開くことが必ずできるからです。
そして、このような体験を与えてくださった僕の人生に感謝して締めくくりたいと思います。
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